花に魅せられて

花屋の仕事は多岐にわたっています。自分自身、ショップや教室で教えていく事だけでなく、業界全体の仕事も引き受けている訳であり、そんな中から見た、”花” に関する事を少しだけ綴って行こうと考えています。

2007年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年02月

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切花を飾る習慣

 
 原油高騰の影響は経済界のみならず、一般市民の生活にも大なり小なり至る所に

 及ぼしているようだ。ニュースは勿論その関係の記事を目にしない事がない。花関

 係のブログを見てもその通り・・・とにかく挨拶代りのように、石油の話しが出て

 くるのは まぁここんところは致し方ないのかもしれないけれど。

 今、我々業界を取り巻く環境も、本当にきびしいの一言につきるけれど、先日生産

 者との飲み会があって、それぞれの立場での苦労話等をいろいろと お話しする事

 が出来た。その中の一つに、切花を飾る習慣って日本でも定着するのだろうか! 

 という ちょっとテーマが大きすぎるんだけど~~~~~

 現在切花の需要はよくて横ばい、でも現実には微減傾向にあるといわれている。農

 林水産省の資料を見ると、平成2年の店頭売り切花は49.7%に対して平成15

 年には57%まで伸びているとの事。ただこの数字にはマジックがある。花店が伸

 ばしてきた訳ではなく、スーパーマーケット等で売られているいわゆる置き花。昔

 は仏花中心であったけれど、今は洋花もフィルムに包まれて置かれているのは誰も

 が周知の事実で、安さだけを求めて販売しているところが圧倒的に多いのも現実だ

 と思う。勿論反論される方もいるだろうけど、パックにされるまでの工程を目の当

 たりにするとね。(黙)

 さて、その『切花を飾る習慣』という観点から判断すれば、消費者が買いやすい価

 格って、絶対条件にはなるよね。1本あたりの単価が400円も500円もする薔

 薇をそんなにそんなに買える訳がない。逆に花屋の立場から言えば、1本が100

 円で売れる薔薇を置くのはどうなんだろう。確かにそんな薔薇も市場に行けばない

 事はない。(勿論季節にもよるし、良い土で作られたものでも手間隙を十分にかけ

 たものではないけれど)確かな品質の花をもっと安く手に入れられたらとは思うけ

 れど、それでは作り手がいなくなる。日本での切花の生産コストは、オランダと比

 較して約2倍かかっているという。これは切花に限らず日本の農業の課題の一つで

 もあるんだろうけれど、日本の国土そして気象状況からしてみれば、仕方ない部分

 もあるんだろうな。コスト削減と削減する為の資本投下のバランス。これをそれぞ

 れの生産者に求めるのは限界もあると思う。ちょっと脱線気味なので、話しを元に

 戻すとしよう。『切花を飾る習慣』を国民に定着させる為の努力は、個々の花店だ

 けでは限界がある。生産者と流通を交えてもっともっとPRを重ねていかなければ

 ならないだろうな。 100円の薔薇の切花をおかないのは、プライドなんかの問

 題ではない。北海道でのガーデニングブームが一時よりも去っていった理由の一つ

 には、ホームセンターでの粗悪品販売が大きな理由にもなっている。だからという

 訳ではないけれど、やはり本物を売って行きたいし、本物の良さを知ってもらって

 そこから本当の意味での『切花を飾る習慣』が育っていくんじゃないのかな。



 生産者の方の中には同じ想いの方がたくさんいらっしゃった事が、まだ花屋にも未

 来があるぞ!と実感する事の出来た、美味しい酒の席での会話を思い出してみた。

 


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