花に魅せられて

花屋の仕事は多岐にわたっています。自分自身、ショップや教室で教えていく事だけでなく、業界全体の仕事も引き受けている訳であり、そんな中から見た、”花” に関する事を少しだけ綴って行こうと考えています。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

母の日が終わって思う事

今年の母の日、本当に大きな課題を残してくれたような気がします。

全国の花屋さん約4000店で構成されている通信配達の組織があって、長い歴

史の中では本当にその利便性が重宝されてきたのも確かでしょう。今日この日に

お花を届けたいという方の想いを間違いなく叶えてあげられる!という事ではこの

組織が築き上げられてきた理念にもかなっているし、その方向性を模索してきた過

程にも納得出来るものは多々あります。

お客様のニーズがどのようなものなのかを考えてデザインを起こしたプロジェクト

チームには敬意も表します。全国どこのお花屋さんでも同じものをお届け出来る!

この考え方も間違っているとは思いません。カタログ販売は、お客様に安心を与え

るというのも確かな事だと思います。でも、それをするためにはどうしても同じ

種類のお花が組織に加盟しているお花屋さん全てが揃えなければならなくなり、

ひいては価格の高騰、いや高騰ならまだしも異常相場にまでなってしまい、切り

花という性格上それを生産者そして市場にお願いしてきた事に無理があったので

す。

それともう一点、今回のカタログ商品で使っているオリエンタル系のユリですが

これに関しては、初めから注文を受けるべきか断るべきなのか随分と悩みました。

ユリの花がポイントになる商品を満足いく形で制作出来るのかが不安だったから

です。ブライダルでも、ブーケ・装飾にと頼まれる事は多々あるのですが、あき

らかにそれよりも難しいと思ったのは、開花したユリの花がフォーカルエリア

(デザインの中心部分)に一輪居座っているなんて、どう考えたってムリでしょ。

それはデザインが悪いって事ではなく、ユリが簡単に傷付きやすく、花弁のフチ

が多少でも黒くなっているものを除けて使わなければならないっていう事を考え

ると、一つのアイテムでユリが一本しか必要ないとしても、いったいどの位の本数

用意しなければならない事か・・・

でもって、初めの予想通り、いっぱい残しました。(泣



お届けする商品は最高のお花でお届けしたい!毎年その思いは変わらないできて

います。だから、4月上旬にここなら安心だろうという産地のお花を高いと判っ

ていても頼まざる負えない。しかし残念な事に届いた花はと言えば、確かに箱は

そこの産地のものなんだけど、切り前がいったい何時のものだったの?と思いた

くなるようなもので、それは本当に愕然としたものもありました。

でも、購入したから仕方なくと言いつつ使ったお店もあるようですね。

でも、お客様に届いてからどの位の期間飾っておけるんだろうか・・・

それは、贈った子供さん達の想いを踏みにじるのは間違いない事だし、花屋の

立場で考えれば、クレーム怖くないんだろうかと、余計なお節介かもしれないけ

れど、どうしても考えてしまわざる負えない・・・




一年に一度、お花をPRできる最高の”母の日”でなければならない筈なのに、

業界全体がお客様の方向を向いていないできたその”つけ”が今の『花離れ』に

結びついている一因なのは間違いない事です。



さて、別の視点から見てみると、

通信配達組織からの注文は約7割がカタログ商品から選んだものでした。残りの

3割を自分勝手に分析してみたら1割近くはかなり早めにご注文頂いた分で、そ

れはやはりお花をギフトにと真剣に考えてくれていたお客様だったように思われ

ます。そして後の2割。こちらは圧倒的に金曜日の夕方から土曜日にかけての

ご注文分で、カタログから選ばれても多分無理ですよ!という花店からのアドバ

イスに起因しているものと思われます。

そのカタログ商品はっていうと、昔はデザインだってシンプルなものばかりだっ

たし、器にしたって極々判りやすい物ばかりでした。

当時はそれでも良かったのです。

でも長いこと続けていくと、お客様が飽きる前に我々花屋さんが同じデザインに

厭になってしまってきたのです。

それも当然の事なんですよね。なんたって、我々は”プロ”でいたい訳ですから。

こんな事もあんな事も出来る!って事をみせる事が必要なんです。だけど、あの

カタログに満足しているお花屋さんってどれくらいあるんでしょうか。

おまかせで注文くれたら、頑張りますよね。

ただかりに100件の注文を受けたとして、カタログ商品だからこなせるという

矛盾にもぶつかります。

うちのお店のお客様だから喜んでくれるけれど、他所のお店のデザインに慣れ親

しんだお客様の事を考えると、カタログもありなのかな~とも思えるし。

実に難しい背中合わせの問題ですよね。


最後にもう一点。

ここ数年、花を扱うのは花屋さんだけに留まらないのはみなさんご承知の通りで、

インターネットでも簡単にお花が買える時代になってからというものは『にわか

花屋』『売れる時期だけの架空店舗』が衝動買いを起こさせてしまうような上手

い?サイトを作って”金儲け”に走っている現実があります。そこがまた客離れ

の大きな要因にもなっているようですが。



この花屋という仕事に情熱を持つお店は”個性”を打ち出すのに必死となってき

ました。それは危機感をどれくらい持っているのかというお店のオーナーにもよ

るのでしょうが。

”花を売る” とっても簡単な事のようですが実に奥が深くって、また地理的要

因にもよって客層も変わってくるから売り方自体にも差が出てきて当然なんです。

だから、どんなに素敵なカタログがあったとしても、個々のお店のファンとも言

うべきお客様にとってはそのカタログ商品に魅力を感じていないのは仕方ない事

なのかもしれません。

そこのお店が好きだから足を運んでくれる訳で、出来れば余所のお店で作ったも

のではなく、そこのお店の商品を贈りたい!

それで出来る事と言えば、やはり宅配便を使うしかないのかもしれません。




今、通信配達組織も大きく変わろうとしているようだし、また変わらなければなら

ない現実がそこにはあります。なぜなら、「親和と誠実」この理念は一番大切にし

なければならないけれど、それだけでは食べていけないからに他ならないからなん

でしょうね。



取り留めのないまとまらない話になりました。(汗

大きく商売をするつもりはないから、少し時間をかけて自分のお店の”売り方”

について考えてみる事にします。




 【読者の皆様にお願い】
   花に対する”想い”を中心にこれからも書き綴っていこうと思っています。
   少しでも多くのお花に携わる方に読んで頂けたら。。。という願いから
   ブログ内容に賛同戴けた方は、ここをクリックお願い致します。
   色々なお花屋さんのブログも見れますよ^^

         にほんブログ村 花ブログへ
        ワンクリックよろしく^^

                    四季彩ウェブサイトはこちらから






| ★ 未分類 | 02:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://shikisai87.blog72.fc2.com/tb.php/12-afdb8b7e

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。