花に魅せられて

花屋の仕事は多岐にわたっています。自分自身、ショップや教室で教えていく事だけでなく、業界全体の仕事も引き受けている訳であり、そんな中から見た、”花” に関する事を少しだけ綴って行こうと考えています。

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彫刻家 砂澤ビッキ

 
 今日の朝刊で、ビッキさんの作品が旭川に寄贈されるという記事をみつけた。

 作品の管理は、旭川彫刻美術館。故ビッキさんの奥様凉子さんの意思では、

 「作品は触ってもいい。そういう空間が作られたらビッキも本望」との事。

 普通であれば、大切な作品に触れても。。。なんていう事を言える訳がない。

 後世まで残しておきたい貴重な作品を、誰もか判らない人間になんて触って

 なんていう発想にならない筈である。でも、ここのところが凉子さんがビッ

 キさんの奥様としての素晴らしいところである。多分、遺志を強く尊重した

 ものと思われる。

 というのも、亡くなられる直前の2~3年というものは、ビッキさんはよく

 お花を買いにお店に来られていて、彼の素朴さ、人柄を間近で見てきたもの

 として感じたからである。大きな体に鋭い眼光は、知らない人が見れば、お

 そらく避けて通るのではないかという位に威圧感があった。ただそれは、見

 た目だけであって、実際の彼は本当に繊細な優しさに溢れているというのが

 相応しい表現だと思う。いつもプレゼント用にお花を1本選んで買っていか

 れるのだ。こちらが選んだ花が気に入ると、『イエス!』あまりピンと来な

 い時には黙っているだけで、なかなか慣れるまでには時間がかかったのを

 忘れられない。まだ、旭川駅前のファッションビルにテナントとして入居し

 ていた頃の話だ。度々お客として出入りされるようになった頃、彼も少しず

 つ慣れてきたのか、(といっても決してべらべら喋るような方ではなく)紙

 と鉛筆を貸して欲しい!という事が何度かあった。突然、描きたくなる衝動

 に駆られたんだと思うけれど、彼はそれを持ってビルの外へと飛び出して行

 きデッサンを始めるのである。となりで覗き込んだことも2~3度あるけれ

 ど、あっという間に一枚を描きあげていくのだ。多少デッサンには、絵心が

 あった自分(独りよがりです!)としては、強烈な衝撃を覚えたのが、今で

 も忘れられない。 そんなビッキさんが亡くなって、早20年になろうとし

 ている。寄贈された作品を見に行くのが待ち遠しい。





         砂澤ビッキ 略歴


 1931年      旭川にて出生(本名 恒雄)年少の頃より ビッキ
           (蛙)の愛称で呼ばれる

 1948年(17歳) 道立農業講習所(現道立農業大学校)を卒業して
           父の開拓した土地【神居町雨粉)にて農業に従事する

 1953年(22歳) 父が逝去した後、阿寒に移住し木彫りを始め、母と
           店の経営。その頃シャンソンを歌い、抽象美術を語る
           青年だった。

 1955年(24歳) 第5回モダンアート協会展(東京都美術館)に「考
           える人」「動物の時限」を出品して初入選

 1959年(28歳)~1970年(39歳) 主に札幌でアトリエを開き
           インテリアデザイナーとして活躍、また多数の個展を
           開催

 1971年(40歳)~1982年(51歳) 母の逝去後、活躍の場を北
           海道だけでなく東京へと広げていく

 1983年(52歳) 派遣員としてカナダへ渡航。カナダを代表する彫刻
           家ビル・リード氏の後援もあり「IMAGES OF BRITISH
COLUMBIA展」(バンクーバーアーチストギャラリー)
           の開催
 1984年(53歳) 帰国後再び国内にて活動。メディアにも広く紹介さ
           れる
 
 1988年3月(57歳) 活動中に、国立医科大学旭川病院へ入院・手術
           (下肢静脈栓)
     12月      病院の許可を得て一時、音威子府へ戻り制作

 1989年1月25日 札幌愛育病院にて死去(大腸癌骨髄癌腫症)

            音威子府中央公民館にて追悼式




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   花に対する”想い”を中心にこれからも書き綴っていこうと思っています。
   少しでも多くのお花に携わる方に読んで頂けたら。。。という願いから
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