花に魅せられて

花屋の仕事は多岐にわたっています。自分自身、ショップや教室で教えていく事だけでなく、業界全体の仕事も引き受けている訳であり、そんな中から見た、”花” に関する事を少しだけ綴って行こうと考えています。

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かすみそう

   2006年7月22日記

根強い人気がある、『かすむそう』の話しをしてみようと思う。

ナデシコ科ギプソフィラ属。原産地は地中海沿岸で、ヨーロッパ中部および東部から

中央アジアまで広範囲にわたって自生している。属名「ギプソフィラ」とは、ギリシ

ャ語で ”石灰を好む”という意味。それは、この花の仲間が石灰質土壌に自生して

いることに由来していて、英名では「Baby’s Breath(ベイビーズブレス)」と呼ば

れており、和訳すると ”可愛い人の吐息”という魅惑的な意味になる。和名の「か

すみ草」は、霞がかったように小さな花を沢山つけることから名がつけられた。

消費者のアンケートでも、好きな花ベスト10に入っている訳だが、正直なところか

すみそうの人気を、売る立場の花屋サイドから考えると、以前のような輝きがある訳

ではない。

というのも、定番ともいえる『赤バラとかすみそう』の花束は、今でも男性客からの

注文はあるけれど、花束全体からすると使われる量が大幅に減ったのは、どうやらう

ちのお店だけではないようなのだ。花の種類が増えたというのも要因の一つに挙げら

れるんだろうけれど、一番の理由は、引き立て役である使われ方ばかりしてきたかす

みそうであったが為に、花束自体としての個性が消えていった事(花屋の努力不足)

が原因なんだと思う。

一時業界用語として、”困ったときのかすみそう”といわれる位に、技術を持ってな

くても『かすみそう』を使えば初心者でも ”それなり”の花束を作る事が簡単な、

それほど重宝される花であったのは、間違いのないことだと思う。

 

何故かすみそうの話しを始めたかというと、7月13日~14日に、北海道由仁町で

第4回全国カスミソウサミットが開催された。残念ながらこの日程は都合がつかなく

て参加する事が出来なかったけれど、参加者から聞いた話しだけでも、行けなかった

事が残念でならない。

大会には、生産・流通・小売の立場からそれぞれ多くの方が参加されたようで、かす

みそうだけでなく、切花一般の流通品質管理や地産地消についてのディスカッション

他、いろいろな催し物もあったと聞いている。

 

さて、かすみそうといっても120種類以上あるそうで、、今流通しているものだけ

でも、『雪ん子』『クリスタル』『雪の舞』『ゴラン』『ホワイトフェアリー』『ピ

ュアスプリング』『ブリストル』。。。。実に沢山あって、正直見ただけでは区別が

つかないものもあるんだけれど、生産全体では、90%以上が白(白といっても、純

白・クリームがかったもの・グリーンがかったもの)で、染めたものではなくピンク

等もある。同じ白でも大・中・小輪系と分かれている。

先ほども少し触れたけれど、消費者には根強い人気があるかすみそう。

両手いっぱいに抱えきれない程のかすみそうをプレゼントされたい女性は、お店に来

られるお客様からも何度か聞いた事がある。素材としての可愛さ、可憐さは誰もが認

めるところだと思う。そして、何か別なお花の添え物としてのかすみそうも長いこと

使われ続けてきた今、花屋さんからの提案型(デザイン)のかすみそうを、もっとも

っと模索していくのも大事な事なんじゃあないのかな!とも感じている。新しい花に

は惹かれるし、魅力もいっぱいあるけれど、もう一度、かすみそうを考えていくの

も、新しい売り方なのかもしれない。

| ☆ 業界の事 | 18:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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