花に魅せられて

花屋の仕事は多岐にわたっています。自分自身、ショップや教室で教えていく事だけでなく、業界全体の仕事も引き受けている訳であり、そんな中から見た、”花” に関する事を少しだけ綴って行こうと考えています。

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卸売市場

  2005年10月22日記

昨日の道新夕刊トップ記事に大きく載っていた。


 苦境の卸売市場!
   生産者と消費者を結ぶパイプ役の「卸売市場」が揺らいでいる。
 

 
記事に載っていたのは北海道での事情であり食料品ではあったが、掻い摘んで説明す

ると、人口減も要因の一つではあるが、消費者が調理済み食品の利用率が高くなり、

生鮮食品の消費自体が低迷している。さらにスーパー等の量販店が、流通コスト低減

の為に産地との直接契約を結び、市場を介さなくなってきているのが大きな要因だと

いう。

我々が仕入れている生花市場は他の流通システムよりも大幅に遅れをとっていると

言われているが、最近ではインターネットを使っての仕入れ等が導入されてかなり

の勢いで、変わろうとしているようだ。

例えば、東京太田市場で、朝セリに掛けられている切花が、ここ北海道旭川でも空

輸されて、午後の2時過ぎには店頭で水揚げの処理が出来る程、速くなってきて

いる。

長い時間を掛けて市場で仕入れをしなくても、手元に商品が届く訳だ。

でもここに大きな問題がある。

地方卸売市場だけでなく中央卸売市場までもが、産地と量販店との個別契約が進み

集荷量が減ってくるとしたら、どうなっていくのだろう。

前回 ”輸入の切花”で少し書いたが、地元で作られている鮮度も品質も良い花が、

市場のシステムが崩壊した時にどうなっていくのだろう。

我々が扱っている商品は、量販店で売られているパックになった切花だけでは、消

費者の満足に応えられないところにある。

花文化が大きく伸びた要因の一つには、経済が豊かになった事は勿論として、生産

者の努力もあり、切花の寿命が大幅に伸びた事に間違いない。

確実に変わりつつある時代をどう読むかは、とっても大事な事ではあるが、その

事と”花文化”が上手く共存出来るのか、もう少し真剣に考えてみたい。

| ☆ 業界の事 | 22:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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